突然ですが、あなたはお母さんと仲良しですか?
お母さんとデパートにショッピングに行く、ランチに行く、旅行に行く、何でも話す、といった声もある一方で、自分はお母さんのようにはなれない、なりたくない、就職活動のとき自分の考えを押し付けられた、などのイメージを抱く方もいるでしょう。
母と娘は女性同士だからこそ、一度亀裂が入るとなかなか関係修復が大変になってしまうこともあるようです。
また、娘と張り合ってしまうお母さんがときどきいます。女同士って難しいと痛感しますよね。
私自身の経験も踏まえ、とくに婚活中にみられる親子関係のイザコザを乗り越える知恵を伝授します。
娘の側では多かれ少なかれ「お母さんに好かれたい」という心理が働いています。
お母さんは自分を産んでくれたひと。どんな人でも心の底に「親に好かれたい」「お母さんに好かれたい」という承認欲求を持っています。
生まれたての赤ちゃんのときはお母さんがいなければ何もできません。お母さんに抱っこしてもらってお母さんにミルクをもらって、添い寝してもらって、お母さんの声を聴き、手を引かれて、大きくなりますよね。そんなお母さんに「好かれていたい」と感じるのは当然のことなのです。
それが大きくなり、中高生になれば恋もして、だんだんと大人になっていくにつれて
「お母さんとの意見の相違が生じる」これもごく当然のことで生きる時代が違うのですから価値観も大きく変わって当たり前なのです。
しかし、転職や結婚となったとき、それでも「お母さんに良く思われない」ことを恐れて、また猛反対されることを恐れて、自分自身の声を聴くことを忘れてしまう、おそらく多くの方がこのような経験をしています。
『お母さんを悲しませたくない。』そんな気持ちではありませんか??
「いいひといないの?」「いつ結婚するつもりなの?」過干渉過ぎるお母さんの言動例とその対処法
お母さんのことは好きだし、家庭的ですごいなあ、いいお母さんだなあと思っていたとしても「私はお母さんのようにはなれない」そう思っていませんか??
お母さんとは違う生き方をしたい、そう考えている方が陥りやすい傾向にあります。
事例1 自分は今、タイミングじゃないのにお見合い話を持ってきた
これ、本当に困りますよね。結婚はしたいけれど「今」ではなくていい、今は転職活動に専念したかったり、転職したばかりで考えられなかったりすることも20代半ばから後半なら全然あります。
しかし。。。。。
『とりあえず会ってみるのもわるくない』です。
ええええええっ(困)と思いますか??お母さんの薦めてくる話にとりあえず乗ってみるのもわるくないことです。なぜなら、とりあえず「会ってみるね」と言えばお母さんはひとまず、安心します。全然考えてないわけじゃないのね、とお母さんは思うでしょう。
あなたにもメリットがあります。お相手の方には申し訳ないけれど「場慣れ」も必要だからです。いざ真剣に婚活しようとなったときに自分にとってどんな人がいいのか、安心していられるのか、また、「初対面でどう振舞えばいいのか」も回数を重ねることでわかってきます。
スケジュールを調整して会ってみましょう。
事例2 長女さんはとくにご用心を。次男、三男をお奨めしてくる
地方在住の方に多いかもしれませんがいまだにこういった意識をお持ちの方もいます。
そして長女の場合、ご両親やお母さまも初めてのお子様の場合も多く、思い入れが強い傾向があるので男のお子様がいない場合は「長女に後継してほしい」と願う場合が多くあります。
実際、次男の方の紹介話に私もたくさん応じてきました。
「お母さんが望むなら。」と感じてしまうことも多い、長女の場合は特に気にしてしまいますよね。
対処法としては「お相手の方の都合もあるからわからないけれどできればそういう方とご縁があればいいね」とやんわりかわしましょう。偶然、ご両親が望むようなご縁があるかもしれないし、ないかもしれない、大切なのは長男かそれ以外か、ではありませんものね。
『お母さんの意向はちゃんと理解しているよ』という姿勢は見せて安心させてあげましょう。
もし、次男の方とご縁があったとしてもその先、ご両親の思ったようになるかなんて全くわからないですし、ご長男夫婦にお子様がいなかった場合はあなたが次男と結婚したとしても色々な面で変わって来ざるを得ません。
事例3 30になる前に見つけないと。と急かされる
29か、30か、でそんなに違う??と思ってしまいますが今でも初婚のボリュームゾーンは26~28歳だそうでやはり20代のうちに結婚する女性は多く存在するようです。
お母さんとしては「選んでいただけるうちに」「少しでもはやく」と焦っているのでしょう。
お母さんが焦っているとこちらまで急き立てられるような気持ちになってしんどいですよね。「実家に帰るたびに急かされた、彼氏はいるのかと聞かれた、いればいたで結婚する気はあるのかと聞かれた」顔をみればこの話ばかり。
『お母さんは私の結婚にしか、興味がないのか。。。。。仕事も頑張っているのにな。』
そんな気持ちにもなりますよね。お母さんもきっと不安なのです。自分の時代は30までには多くの人が結婚していたから。
今の傾向を見てみると30~32歳もボリュームとしては多いですよ。
お母さんは娘の幸せを誰よりも願っている
お母さんの過干渉、娘には本当に辛いと思います。でもその裏でお母さんは誰よりも娘の幸せを願っています。
娘の結婚相手の職業についても事細かに心配していたことを思い出します。たとえ素晴らしい職業、職種であってもそれが元で早々に独り身になってしまうかもしれない職業の方とはあえて会わせなかったりしますから。
お母さんはあなたにとって「大切なひと」ですか??
婚活が難しいのは「正解」がないから
婚活には正解がありません。受験勉強も資格の勉強も「合格」という答えが明確にあってそれに向かって努力し、クリアしてきましたよね。
婚活には期限もないし、正解もない。あなたにとっての正解を知っているのはお母さんではなく、あなた自身です。お母さんからの容赦ない干渉に苦しむことがあっても「お母さんだからこその無償の愛」なのです。
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