「結婚は個人の自由」
そんな時代になったのはいいけれど娘や息子が適齢期になっても一向に結婚する気配がないことを心配する親が本人に代わって
「お見合い」をしたり、婚活イベントに参加することがあります。
若いうちはいいけれどいつか親は先にいなくなってしまう、うちの子は大丈夫だろうか??と思うのも当然の心理ですね。
親の婚活について、
あなたがアラサーで独身だとしたらどう思いますか??
わたしもうっとおしかった
とくに地方出身の場合、親世代の価値観が更新されていない場合も多く、いまだに「結婚して一人前」と押し付けてくる親もいます。
わたしも親をやきもきさせた経験がありますから
うっとおしく思う気持ちはよくわかります。
でも「親どうしでお見合い」にはやっぱり違和感を感じて、母からの紹介話や相談所の紹介には応じましたが
「自分で決める」
「自分で会って判断する」を貫きました。
親が結婚するのではなく、結婚する当事者はあなたなのですから
ご両親の意見をしっかりと受け止めつつ、自分の人生の決断をくだすのはあなた自身だということです。
なにか不都合が生じたときに親に責任転嫁することはできませんから。
長男の場合の傾向
長男と聞いただけで女性の中にはネガティブなイメージを抱くという方は少なくありません。
そんな事情もあってなのか、長男は次男、三男と比べて比較的、結婚が遅くなる傾向があるようです。
とくに実家が旧家だったり、家業があって継承を親から望まれている場合などがあります。
日本には「長男は後継ぎだから」「長男のお嫁さんには男の子を産んでほしい」などの強い思い入れを抱きやすいです。
また、長男も長女と同様に「初めてのお子さん」である場合が多いので親自身も下のお子さんよりもどうしても先回りして心配したり、世話をやきがちなところが否めません。
しかし、長男のお母さま方も昔は「お嫁さん」だった場合が多いはず。
ご主人がお婿さんとしてきてくれた方も一定数いますが、多くはお嫁さんでしたよね。
自分自身の立場で考えたときに何にでもお母さまが口を出したり、意見を言われたらやっぱり恋愛関係に発展しないのではありませんか??
長男の場合、とくに女親は過干渉になりがちです。かわいい息子だけれどいつかはお嫁さんにお任せするときが来るそのときが来たときにスムーズに切り替えられるように、学業を終えたらしっかりと就職させて、心配なのはやまやまだけど本人の意思に任せて近隣で働くとしても一度は一人暮らしをさせたり、寮生活をさせると良いですよ。
いつか来る、「お嫁さんに任せる日」までに親自身も疑似体験になり、その間に息子さん以外のことに目をむけましょう。
ご長男との結婚に際して、女性の現実的な意見が今だに多いです。
親御様方にはそんな長男の婚活がスムーズに進むようにそっと見守っていただけたら良さそうです。
長女の場合の傾向
「娘が結婚しないので心配」と子供の代わりに婚活しようとする親が増加中のようです。
子供と言っても彼らは30代~40代の立派な大人で社会人。親が婚活してどうするんだろうと思いますが世代も違う私たちと親世代には結婚についての考え方も大きく異なります。
とくに長女の場合、また男きょうだいがいない場合にはある理由で結婚促進が過熱するのと、結婚相手に対する注文が多くなる傾向があります。
もっとも、若いうちに、早いうちに結婚につながる恋愛をして結婚してしまえばそのときには親世代も若い場合が多いのでこういったことは起きないのですが。。。。。
一つは「跡取り」問題です。
結婚=家の存続と考えられていた親世代はここにこだわりがちです。長男ではなく、次男、三男の方はどうだろうと親のほうが前のめりぎみになって薦めてきます。あとになって考えてみると何番目だろうとご本人の本質が大事であって次男、三男だから結婚向きとは限りません。
二つ目は長女は初めての子育てだったこと
親も初めてのお子さんだった場合が多いということです。
初めての子育てだったためそれだけ細かい部分まで心配して、実際立派な社会人なのにいつまでも余計な心配を繰り返し、おせっかいをやくタイプの親が実際にいます。
三つ目は親自身の高望み
親自身は自分の子の年齢などの諸条件を考えず、お相手の年収や娘が結婚しても苦労しないだろうか??と必要以上にあれこれと条件を付けることです。
明らかに親の思うような相手を探すとなると絶対的に範囲が狭くなってしまいます。
職業まで細かく指定してくるのも要注意です。
どれもこれも、娘の幸せを願うからこそのことなので私も長女として非常に悩み、悩みぬいて結婚を決めました。
反面、同じ娘の立場でも次女、三女や男きょうだいがいる場合はまた異なります。
確実ではないけれど長女よりも比較的するっと結婚します。
親自身の前のめりな婚活とも遠ざかるような気がします。
このような傾向はどこのご家庭でもあるとは限りませんが、まずは親自身がわが子の人生は本人のものであって親の思ったようにはならないと自覚し、親自身が娘以外のことに意識が向くようになっておきたいものです。
しかし、本当に必要なときに必要な忠告ができるのも親だけです。
後々触れますが親からみればまだまだ未熟な娘であることは充分に理解しておくと良いと思います。
本気で心配しているからこそできる親の行動
結婚について必要以上に干渉されるのは本当に辛いものです。
結婚していないことでなにもかも否定されたような気持ちになったこともあるくらい、わたし自身も大きな悩みでした。
しかし、
親同士の婚活やお見合いを考えるとなると
本当にわが子の将来を案じ、真剣に心配しているからこそできるのです。
娘や息子に嫌われてもいい、憎まれてもいい、どうしても必要なことだから「なんとかしよう」という一心なのです。
親だって本当は言いたくない、言いたくないのだけれど私たちは老いていくのだから残された娘や息子がさみしい思いをさせたくない、それが本音なのです。
親があきらめたらおわりかも
自分のことを本気で心配してくれるのは親だけです。
結婚してもしなくても個人の自由
自己責任
の時代ですから、他人はなにも言いません。
どう考えても結婚には向かなそうな男性(女性)と交際していても親以外は
「お互いに好きならいいじゃん」
「ふたりが良ければいいじゃん、大丈夫だよ」と言いますよ。
そんなときは親の本気の忠告を受け止めるべきです。
親は今だけではなく、本当に先の先のその先の将来まで考えて心配してくれます。
なので裏をかえせば「親がサジを投げたらおわり」ともいえるかもしれません。
結婚は超個人的なことなのですが「家族の一大イベント」になることは間違いありません。親自身がお見合いに乗り出すほどの親だとしたらすこし大変ですがあなたを真剣に心配している証拠です。
「心配してくれてありがとう」
まずはそう伝えましょう。
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